『メリダとおそろしの森』
(C) Disney / Pixar.All Rights Reserves.
『カールじいさんの空飛ぶ家』などの名作を手掛けてきたディズニー&ピクサーのタッグによる冒険ファンタジー。幻想的なスコットランドの森などを舞台に、自ら招いた不運と対峙(たいじ)することになるヒロインの活躍を描き出す。監督を務めるのは、『プリンス・オブ・エジプト』の共同監督のブレンダ・チャップマンと、『ジョン・カーター』の脚本を担当したマーク・アンドリュース。広大な森の風景と共に勇敢な主人公の成長に目を見張る。
監督: | マーク・アンドリュース 、ブレンダ・チャップマン |
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キャスト: | ケリー・マクドナルド、ビリー・コノリー、エマ・トンプソン |
『フランケンウィニー』
(C) 2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートンが1984年に発表した短編を、ストップモーションアニメーションによる長編へと再生させたファンタジー。愛犬を亡くした孤独な少年が、その蘇生に挑んだことから巻き起こる騒動と冒険の行方を映し出す。『シザーハンズ』から約22年ぶりにバートン監督とタッグを組んだ、ウィノナ・ライダーが声の出演を果たしている。『ティム・バートンのコープス・ブライド』でも披露された、バートン監督ならではのダークで温かな味わいのストップ・モーションを駆使したビジュアルに目を見張る。
監督: | ティム・バートン |
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キャスト: | キャサリン・オハラ、マーティン・ショート、マーティン・ランドー |
『パラノーマン ブライス・ホローの謎』
(C) 2012 LAIKA, Inc. All Rights Reserved.
300年前の魔女の呪いによって死者たちに襲撃された町を舞台に、死者と会話のできる少年の活躍をファンタジックに描くストップモーション・アニメ。ホラー映画好きのどこにでもいるような少年でありながら、死者が見え話すこともできる主人公の声を、『ザ・ロード』『モールス』のコディ・スミット=マクフィーが担当。アカデミー賞にノミネートされた『コララインとボタンの魔女 3D』の製作会社によって作り出された、繊細でユーモラスな動きや表情を見せる人形たちに夢中になる。
監督: | クリス・バトラー 、サム・フェル |
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キャスト: | コディ・スミット=マクフィー、タッカー・アルブリジー、アナ・ケンドリック |
『ザ・パイレーツ! バンド・オブ・ミスフィッツ(原題)』
Courtesy of Sony Pictures Releasing
『チキンラン』(00)、『ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢』(08)などで知られるアードマン・スタジオの共同創業者、ピーター・ロードがメガホンを取った長編クレイメーション。ギデオン・デフォーの人気小説「パイレーツ!」シリーズの第1作目が原作で、ビクトリア王朝時代の英国で「年間最優秀海賊賞」を狙う海賊のキャプテンとライバルたちの戦いを描く。声の出演にはヒュー・グラント(キャプテン役)、イメルダ・スタウントン(ヴィクトリア女王役)のほか、サルマ・ハエックやアントン・イェルチンの名前も。3DCGやモーションキャプチャーが盛んなアニメ界において、アードマン・スタジオ独特のぬくもりあふれるクレイメーションは根強い人気を誇っている。
監督: | ピーター・ロード、ジェフ・ニューイット |
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キャスト: | ヒュー・グラント、マーティン・フリーマン、イメルダ・スタウントン |
『シュガー・ラッシュ』
(C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
数々の名作を生み出してきたディズニーが手掛ける、ゲームの世界を舞台にしたアドベンチャー・アニメ。人気ゲームの悪役でいることに疲れてしまったキャラクターが、お菓子の国を舞台にしたレース・ゲームの世界に入り込んでヒーローになろうとしたことから思わぬ騒動が巻き起こる。「マリオ」シリーズのクッパ、「ストリートファイター」シリーズのザンギエフとベガなど、人気ゲームのキャラクターたちが次々と登場。彼らが悪役としての苦労をセラピーで吐露するなど、マニアならずともニヤリとしてしまう場面が満載だ。
監督: | リッチ・ムーア |
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キャスト: | ジョン・C・ライリー、サラ・シルヴァーマン |
(C) Academy of Motion Picture Arts and Sciences(R)
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制作協力:株式会社プラスディー/Plus D inc.
プレゼンターのポール・ラッドとメリッサ・マッカーシーが、『メリダとおそろしの森』と読み上げると、会場の中ほどの位置の席に座っていたマーク・アンドリュース監督とブレンダ・チャップマン監督が足早に登壇。
スコットランドの民族衣装であるキルト姿で列席したアンドリュース監督は、喜びのあまり小刻みに震えながらもスタジオであるピクサーとディズニー、そして製作総指揮のジョン・ラセターらに感謝を述べた。アンドリュースのコメントが長かったこともあり、スピーチの制限時間を考慮したためか、チャップマン監督は夫と娘に感謝を述べるにとどまった。最後に両監督はオスカー像を掲げ、プレゼンターの二人と喜びを分かち合いながら、ステージを後にした。
(協力:WOWOW/編集:シネマトゥデイ)